女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第37話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第37話は1942年(昭和17年)3月、猪爪直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働していた。戦時下、食べ物が貴重になる中、佐田優三(仲野太賀)は一緒に美味しいものを食べ、裁判で“失態”を犯した佐田寅子(伊藤沙莉)を元気づける。その夜、寅子は「どんな弁護士になりたかったか」、優三は「法律の本を出すことが夢だった」と仲睦まじく語り合う。やがて、猪爪家にうれしい知らせが舞い込む…という展開。

 河原。優三は落ち込む寅子に「すべてが正しい人間はいないから」「みんないい面と悪い面があって、守りたいものがそれぞれ違うというか。だから法律があると思うんだよね」「嫌なことがあったら、またこうして2人で隠れて、ちょっと何か美味しいものを食べましょう。トラちゃんもずっと正しい人のまんまだと疲れちゃうから、せめて僕の前では肩の荷を下ろしてさ」。寅子は優三に寄り掛かった。

 「人が恋に落ちるのは、突然です」(語り・尾野真千子)

 1943年(昭和18年)5月、寅子の妊娠が分かり、猪爪家は喜びに包まれた。

 SNS上には「優三さんが素敵すぎる」「どこまでもトラちゃんに寄り添う優三さんが愛おしい」「朝からキュン」「このドラマで初めてキュンキュンしたぞ」「トラちゃん、おめでとう!」「(優三の布団に)コロコロ転がるトラちゃんかわいい」「コロコロ転がり込むトラ。優三にとって“幸運が転がり込んで来た”って、まさに」などと祝福の声が相次いだ。