18日に開催された結成16年以上の漫才師による賞レース「THE SECOND」で2代目王者に輝いた「ガクテンソク」を21日、同期芸人が祝福した。

 ABCラジオ「ミルクボーイの火曜日やないか」(火曜正午)でミルクボーイ・内海崇が、優勝したガクテンソクを「同期ですけどね。よかった、ほんまによかった、よかった。めでたい!すごいこと」と祝福した。

 「俺、奥田(修二)はここからすごい活躍すると思うねん。ニュースやアイドルにも詳しいし、MCもできるし。朝のニュース番組の司会まで行くかもしれん。ほんまよかった」と賛辞を送るも、声のトーンが妙にクール。相方・駒場孝から「昨日のボンカタ(同局ラジオ「ミルクボーイの煩悩の塊」)の話とは違うけどね…」との指摘が入った。

 これを受け、内海は“ギアチェンジ”。「結果としてはすごく良かったよ。でも昨日も言ったけど、1回戦のラフ次元とやったときの国分寺ですか。あれがほんまにまったくどこか分からんし。去年、東京進出した人が、ネタの中に東京の地名を入れて…お台場とか。口が裂けても言えんけどね、お台場なんて」とダメ出しを開始した。

 内海が語った「国分寺問題」とは、ガクテンソクの決勝1回戦のネタ。東京・国分寺に引っ越したよじょうの自慢を、奥田がことごとくこき下ろしていく内容だった。「東京進出1年目でお台場とかネタに入れられます?」としつこく言い続ける内海に、駒場が「みんな各局“おめでとうガクテンソク”って言ってるときにこの番組とボンカタだけや、ガクテンソク奥田批判」と苦笑いした。

 「ライバルやからね、昔から。負けたくないっていうのはある」と本音をもらした内海。「結果として良かったけど、2回戦・決勝のガクテンソクを1回戦もやってくれてたら、俺はめちゃめちゃ感動してた。ほんまに応援してたもん。それが去年東京進出した奴が…」とまた同じ不満を繰り返し、同局・澤田有也佳アナも苦笑いした。

 駒場は「対戦カードによってネタ変えたのがすごいわ。普通はガチガチに決めたネタ以外、緊張してようやらん」とガクテンソクの臨機応変ぶりを評価。だが内海は「そやけど、別にもっとネタあるやん。それがあの場にいる人だけに歩み寄ったというか…俺らには届かへんやん、国分寺の話。それは分かってるはずやのに、何でやねん!っていうのがあったから、そこで(気持ちが)離れてしまった」と振り返った。

 そんな中、次週28日に同番組にガクテンソクがゲスト出演することが告知された。「直接対決やん、すごいな。これは国分寺対決やね。オモシロバトル」と笑う駒場に、内海は「もう会わなあかんの?」ともらしつつ、「国分寺のこと聞きまくったるわ!」と早くも臨戦態勢に入った。

 さらに、かつてはマウントを取ってきていたという奥田が、ミルクボーイがM−1王者になってからはイジリが弱まったと駒場が話すと、内海も「向こうは否定するやろうけど、(M−1王者に)気遣ってたみたいな感じがする。奥田にだけ確認したい。よじょうは仲良いから」とターゲットは奥田ひとりだと宣言。最後まで「国分寺…東京中心の考え方!」などとテンション高く叫び、次週は「大バトルになるかも」と息巻いていた。

 28日、互いに全国区の賞レースで「王者」経験者となった“宿敵”?の同期2組による直接対決に要注目だ。