81歳で亡くなった中尾彬(なかお・あきら)さんは昨年6月、妻で女優の池波志乃(69)とフジテレビ「ぽかぽか」に生出演し、こだわりの「終活」について語っていた。

 中尾さんは「2人とも病気になったことがあったのね。そろそろいろんなことを考えないといけない年齢になって。じゃあ大きい物から少しずつ片づけていこうって」ときっかけを説明。沖縄県や千葉県のに所有するアトリエを処分し、自身が入るお墓を用意したことも明かした。

 他の「終活」については、「人間関係も一緒にいろいろ整理したかな」と池波。中尾は「例えば30代で友達だった人と、50代、70代の違いがあるじゃない」と話し、池波は「切るっていう意味じゃなくって」と補足説明した。MCの「ハライチ」澤部佑が「中尾さんが人間関係を整理って言うと、なんか始末した、みたいな…」と冗談めかして話すと、中尾は「でもやや近いよ」と笑わせた。

 池波は「仕事だけでだらーっとつながってた人は向こうも迷惑だっただろうなと思うような」関係を整理したと言い、中尾は「役者とは一切付き合わない。悪口ばっかりになっちゃう会話が。だから俳優さん以外に、お医者さんだとか、お店の人とか。発想が豊かじゃん、私たちにない発想を与えてくれるから」と力説。池波は「だから無理無理向こうも腐れ縁で引きずってたのをちゃんと自分たちもきちんと。だからもう無理な贈り物のやり取りとか、そういうのもちゃんとあいさつして」終えたとした。