お笑いタレントの東野幸治(56)が22日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金後1・50)に出演し、公選法違反の疑いで代表らが逮捕された「つばさの党」について率直な恐怖心を告白した。

 東野が司会を務めるフジテレビ系「ワイドナショー」では今月5日放送分で、党について批判的に報道。これに党が反応し、フジテレビ社長の自宅や、番組に出演していたロンブー田村淳の自宅前で街宣活動をした。東野もこの行動を受け「正直怖いです。身の危険も感じるし、ぼくが司会という立場で意見を聞いたので、申し訳ないなという気持ちにもなった」と恐怖心を抱いたことを明かした。

 そのうえで「もう少し聞き方がなかったのかなという自分への反省もある」という気持ちも吐露。一方で「このニュースを扱わない方がいいのかな、と思っちゃってることがつばさの党の人たちの作戦通りになっているのかも」と、複雑に絡み合った心情を語った。

 この日共演していた元大阪府知事の橋下徹氏も出演番組の発言を受け「つばさの党」に事務所前で街宣活動をされたという。橋下氏は「うちは慣れているのですが、東野さんのように怖いという気持ちはわかる」と同調。ただ「言論内容が気にくわないからといって摘発したら、ロシアや香港のようになってしまう。まずは選挙活動におけるルール作りを考える必要がある」と主張していた。