NHKの松本真希アナウンサー(33)が7月26日(日本時間7月27日)に行われるパリパラリンピックの開・閉会式でキャスターを務めることが22日、都内の同局で行われた定例会見で発表された。松本アナは同局の五輪・パラリンピックの開・閉会式のキャスターとしては史上最年少となる。

 松本アナは現在、札幌放送局に在籍し、「おはよう北海道」のキャスターを担当。令和3年に入局ながら、今年の選抜高校野球大会開会式の実況を担当した。

 先輩アナたちに交じり、緊張した面持ちで登壇した松本アナは「この中で最年少で本当に今、緊張して滑りそうなんですけど」と苦笑。「開会式から閉会式まで期間を通して、パラリンピックをお伝えすることになっています」とし、「選手1人1人の活躍はもちろん、どのような思いでパリに臨むのか、というのを競技の魅力や醍醐味も含めてお伝えしていけたら」とアピールした。

 まさに大抜てきの起用に「言われた時は“本当に私ですか?”っていうのと、数週間信じなかったです」と松本アナ。「“パリ決まったよ!”って言われて、“開会式から閉会式までいてもらいます”って言われて、開会式と閉会式を自分担当することはないと思っていました。数週間後に改めて言われて“本当なんだ!”と。そこから本腰入れて準備を始めたという感じ」と笑った。

 「私で務まるのかという思いが強いですが、せっかくいただいた機会ですので、アスリートの皆さんに寄り添って、私で務まるかっていう思いの方が強いですが、アスリートの皆さんに寄り添って、競技の魅力だったり、スポーツの魅力をお伝えできたらなと思います」と意気込んだ。

 会見に出席にようやく実感が湧いてきたと松本アナ。「相当大変なことを引き受けたんだと、今、緊張でどうにかしております」と苦笑いを浮かべた。

 パリパラリンピックでは開会式は池間昌人アナ、閉会式は瀬田宙大大アナが担当。パリ五輪では、開会式は伊藤慶太アナ、中山果奈アナ、閉会式は松野靖彦アナ、中川安奈アナが務める。