将棋の「女流棋士発足50周年記念パーティー」が16日、都内で行われた。

 本紙は1974年に女流棋士第1号になった蛸島彰子女流六段(78)と、女流棋界で最も新しい今年4月1日付でプロ入りした現役最年少・岩崎夏子女流2級(12)のツーショットを撮影。50年の歩みを振り返った蛸島は「たくさんの人の支えがあって、女流棋士が誕生した。ファンの方の記憶に残るような将棋をこれからも指してほしい」と、後輩たちにエールを送った。

 パーティーには54人の女流棋士が参加。トークショーでは、男性プロから公式戦初勝利を挙げるなどの功績を残した中井広恵女流六段(54)が、今後の女流棋士への希望として「打倒藤井(聡太)8冠」を挙げた。

 レジェンドからの激励を受けた岩崎は「今は無理かもしれないですが、何十年後かには…」と意気込み。蛸島は「おー、頼もしい!頑張ってね」とほほ笑み、飛躍を目指す若手の姿を温かく見守った。(小田切 葉月)