ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の吉井和哉(57)が16日放送のテレビ朝日系「EIGHT-JAM」(日曜後11・00)にVTR出演。2004年の解散、そして16年の再集結について語る場面があった。

 1989年に結成された「THE YELLOW MONKEY」、通称イエモンは、04年に解散し、16年に再集結した。吉井は解散当時を「僕はこのメンバーを愛していたし、今も愛しているんですけど、ここで休止しようが解散しようが、これで関係が終わると思ってなくて。とにかくまず疲れた(という状況だった)」と振り返った。

 続けて「邦楽問わず洋楽も、本来のロックが細胞分裂して多様化してきた時代だったので、“THE YELLOW MONKEYがこのままやっていってどうかな?”っていう、一旦作戦タイムというか。僕は割とプロデューサー気質なんで、ちょっとドラマチックに見せたがる癖がある。解散営業じゃないですけど、そういうのもゼロじゃなかった」と演出された部分もあったことを明かした。

 解散後、ベースの廣瀬洋一は再集結を確信していたという。それぞれソロ活動などを経て、16年に再結成。そのきっかけは、「もう1度僕とバンドやってください」という吉井からのメールだった。

 英国で「ザ・ローリング・ストーンズ」の結成50周年公演を見たことが再結成を考えるきっかけになったと話す吉井は「そろそろ時が来たかなっていう気もしたので、メールを送りました」とコメント。メールを読んだギターの菊地英昭は「“じぇじぇじぇ”って返した」と笑いながら打ち明けた。「びっくりしたのを表現したかったんですけど」と話す菊地に、吉井は「(参加してくれるのか、してくれないのか)“どっちだろう?”って思った」と語っていた。