お笑いコンビ「アンタッチャブル」が、22日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」(土曜後4・30)に出演し、約10年間のコンビ活動の空白期間について語った。

 山崎弘也(48)柴田英嗣(48)は、一方がしたためた手紙の文面で待ち合わせ場所を当てる「一筆啓上部」の企画に登場。山崎が「人生変えた所に英嗣がくる〜」と、柴田へのメッセージを伝えた。

 04年にM−1グランプリを制するなど、人気コンビとして順風満帆な活動をしていたが、10年に柴田が女性トラブルなどで1年間謹慎に。山崎はその間、ピン芸人として活動した。山崎は「(柴田が)急きょ1年休むってなったんで…なったんでというか、言われたから、1人でやるしかないと。出ていくしかないというか、一緒に休みますとはいかないわけで」と振り返った。

 1年後、柴田も活動を再開。しかし、そこから2人はお互いピンでの活動が続いた。柴田は「まず仕事がなかったんですよ。レギュラーの番組を全部降りたので、仕事ゼロ。仕事ゼロだから、何か仕事を取らないといけないねって言われて、取れたのがピンの仕事だった」と説明。山崎は既存のレギュラー番組があったため、「今さら俺が入れる番組がまずない感じだった」。そのうち、柴田にもピンの仕事が入るようになり、「お互い頑張ってみようねみたいな形で、お互いにやるようになった」という。

 一方の山崎は、ピンでの活動自体を楽しんでいたという。「ある意味、初めての独身生活みたいなね。ずっとコンビでいたから。鎖から解き放たれた状態で、とにかくすこぶる楽しいと」。そんな中、コンビ活動再開については答えを保留していたという。「ピンで楽しくやらせてもらってるから、柴田さんの復活というか、どうやって復活するかというのは、一旦置いておきたいという気持ちになって。一旦、1人を楽しみたいみたいになって。“まあまあ、いつかライブでね”なんて、どうにかお茶を濁してね」と笑わせた。

 コンビ活動がないことに、2人の不仲説も取り沙汰されたが、そんな中でも2人で食事をするなど、お互いの近況は報告していたという。

 2人は19年11月29日放送の同局系「全力!脱力タイムズ」で、柴田の元にサプライズで山崎が登場。即興漫才を披露し、コンビは約10年ぶりに復活を遂げた。