「やらない後悔よりやる後悔」を背負って――Kolokol藤本さきが辿った、夢と涙のアイドル道
スポニチアネックス6/16(月)15:00

【画像・写真2枚目】Kolokol藤本さき 苦手な英語に挑んだ8年目 新曲「Berserkers」で“イキり散らかした”姿もMVで初披露(撮影・佳凪きの)
大阪を拠点に活動する4人組アイドルグループ「Kolokol」(コロコル)の藤本さきがスポニチ東京本社を訪れ、新曲「Berserkers」発売を受けてソロインタビューに応じた。幼少期に抱いた夢、東京の就職内定を辞退してまで選んだ道、「やらない後悔よりやる後悔」という言葉を胸に走り続けた7年間。TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)の涙と仲間との絆、そして「Kolokolでよかった」と実感した瞬間を、率直な言葉で語った。(「推し面」取材班)
幼い頃にテレビで観た「おかあさんといっしょ」のお姉さんがアイドルの原点だった。その憧れは、小学生の時、母親からYouTubeで見せてもらった「ももいろクローバーZ」へ。ライブに足を運び、グッズも集めた。
「ももクロさんの動画がめっちゃ心に刺さって。その時からずっと、“一生アイドルになりたい”って思い続けてたんです」
推し活の熱量は、やがて本気の志へと育っていく。高校卒業後、大阪に残るか東京に行くかで迷った。東京では電気系の事務職で就職も内定していた。だが、その頃、家庭の事情に相対し思考を繰り返す。「自分が東京に行ってしまうとちょっと家族不安やなみたいな気持ちになって…」。内定の返答期限3日前、内定先へ断りの連絡を入れた。
「やっぱり行けません」。大阪でアイドルとして生きていく覚悟を決めた。
2018年5月13日にKolokolの一員として大阪でデビューステージを飾った。以来7年間、大切にしている言葉がある。「やらない後悔よりやる後悔」だ。 「間違えたって後悔することは日々あるけど、それより“やらなかったこと”への後悔の方がずっと残るんです。だから、全部やって後悔した方が自分的にはお得かもって思ってます」
挑んだ末の悔しさは、グループもひとまわり強くした。2021年のTIFメインステージ出演を掛けたイベントだった。ちょうどコロナ下で、人と人との距離が遠くなった時期。ファンはSNSなどで結束してメンバーをステージに立たせようと奮闘した。
「これまでは、自分のためとか家族のために頑張りたいと思ってた。でもこの時は、“ファンの人のために頑張りたい”って、初めて思えたんです」 。その姿に応えるために持てる力を出したが結果は惜敗。悔しさの先に絆が強まったのを感じた。メンバーもプロデューサーも、皆が涙したあの日。「初めてと思うぐらいすごいみんなで一致団結できたなって思って、めっちゃ涙がポロポロ流れてきました」
その後に忘れられない2つのステージがあるという。1つは、2024年のTIFで披露した「After The Storm」。左足を骨折で離脱していたメンバー・高橋あきほが復帰し、久々に4人で立てたライブだった。 「やっぱりKolokolは4人で一つ。ファンの顔を見た瞬間に、あの曲が“今の私たちのこと”やって、全部重なって泣きそうになりました」
もう1つは、昨冬のアコースティックシアターライブで披露した「Talkie」。長年「Kolokolに合う」と思い続け、運営に訴え続けていた企画がようやく実現した。 「歌ってる時、今までの景色が全部頭の中に浮かんで。もう涙が止まらなくなっちゃって…。最後にメンバー全員で手を重ねるシーンなんて、私、泣きすぎてボロボロですよ。そうしたら3人が私の目を見て手を握ってくれて、さらに涙がブワーとあふれて。この子たち、ほんま一生大切にしよう、一生守っていこうって思いました」
8年目の夏。また百花繚乱のアイドルが輝くTIFに立つ。「8年目でKolokol大丈夫かなって心配されてる方もちらほらいるんですけど、そんな心配を吹き飛ばせるようなアツいアツいステージをお見せします」。応援してくれている人は絶対に後悔させないつもりだ。










