近藤、オール一本勝ちでV! “攻撃は最大の防御”貫き世界選手権代表に望み

 ◇柔道グランドスラム(GS)パリ大会第1日(2019年2月9日 フランス・パリ)

 男女計7階級が行われ、女子48キロ級は16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの近藤亜美(23=三井住友海上)が5試合オール一本勝ちで優勝した。同52キロ級は17年世界女王の志々目愛(25=了徳寺学園職)が決勝で角田夏実(26=同)との日本勢対決を制した。男子は60キロ級で世界選手権2連覇中の高藤直寿(25=パーク24)、73キロ級で17年世界王者の橋本壮市(27=同)が優勝した。

 最後は小内刈りで、昨年12月のマスターズ大会決勝で敗れたクラスニキ(コソボ)へのリベンジに成功。近藤の目に涙があふれた。「何もかもうまくいかず、空回りしていた。そろそろ金メダルを獲りたいという一心だった」。世界選手権東京大会(8〜9月)の代表選考会を兼ねた今年最初の主要国際大会でオール一本勝ち。女子48キロ級の代表争いに望みをつないだ。

 17年12月のGS東京大会で優勝したが、右膝じん帯損傷で昨年2月のGSパリ大会を回避。その後は全日本選抜体重別、ジャカルタ・アジア大会、講道館杯、GS大阪大会と優勝を逃し続けた。なぜ勝てないのか。導き出した結論は「攻撃は最大の防御」だった。「技術面で急に変わることはない。一番は気持ち」。地元フランスの選手との準々決勝では先に技ありを許したものの、攻めの姿勢を貫いて逆転の一本を奪った。

 大会で敗れるたび、所属する三井住友海上でお姉さんのような存在の貝山仁美コーチに「また銀だね」「今回はメダルなかったね」と慰められた。「本当につらくて、金メダルをかけたかった」という。昨年の世界選手権銀メダルの渡名喜風南(パーク24)を追う立場は変わらないが、「リオ五輪を目指した時も、もう無理かなと思う瞬間はあった。それを思えばまだ余地はある」と意気込んだ。


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