◇パ・リーグ 西武6―6オリックス(2021年5月4日 メットライフドーム)

 プロ野球新記録(9回)となる両軍計16投手をつぎ込む総力戦の末、ドロー。球団新の9投手継投で、今季4度目の引き分けに持ち込んだ西武・辻発彦監督(62)は「いろいろあったけど、出し切りました。これが限界だから」と3時間58分の1戦を振り返った。

 試合前には防御率6・75と精彩を欠く守護神・増田達至投手(33)の出場選手登録を抹消。本来は8回を担う平良海馬投手(21)を7回に投入すると、1イニング無失点で14試合連続ホールドの球団新を達成したが、小川龍也投手(29)が代打・ロメロに同点弾を喫した。しかも9回に投入したリード・ギャレット投手(28)が吉田正の痛烈な打球を左膝内側に受け、即交代。指揮官は「当たった所がね。明日(5日)は厳しい厳しいかも」と表情を曇らせた。

 今後、終盤は展開を見極めつつ、日替わり継投で臨む。「順序はその日によってだな。固定は出来ない」と辻監督。9回1死満塁のピンチを9番手・森脇亮介投手(28)がしのいだことが唯一の光明だが、誤算続きの状況に変わりはない。