大相撲の常盤山部屋が22日、名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けた稽古を報道陣に公開した。

 大関・貴景勝(25)は四股や鉄砲などの基礎運動で汗を流した。前日までは追手風部屋へ出稽古し、連日20番以上の番数をこなして「体の反応的に新鮮なものが得られた」と振り返った。この日は相撲を取らず調整。「まだ番付発表前なので、しっかり体を疲れさせてやっていきたい」と本場所へ向けて仕上げていく。

 部屋頭として若手の育成にも力を入れている。埼玉栄高の後輩で、まだ入門から半年の序二段・若ノ勝(18)に熱血指導する姿が見られた。「10代っていうのはかけがえのない時間で、全て吸収できるくらい良い期間」と重要性を説く。「自分も10代の時しっかり稽古させてもらったおかげで20代がある」。猛稽古で鍛え上げ、19歳で新十両、20歳で新入幕と駆け上がった自身の経験が何よりの手本だ。若ノ勝の同学年にはデビュー以来14戦無敗の琴手計(佐渡ケ嶽部屋)や夏場所序二段優勝決定戦に進出した花房(二所ノ関部屋)ら期待の大きい実力者がいる。「同級生の中で一番上にいってほしい。強くしないといけない責任もある」。この日28番の申し合いと20分間にも及ぶぶつかり稽古で砂にまみれた後輩を、時に厳しく時に優しい言葉で激励した。