◇明治安田J1リーグ第9節 鳥栖4―2鹿島(2024年4月20日 駅スタ)

 鹿島は敵地で鳥栖に2―4で敗れた。最下位と苦しむ相手に今季ワーストの4失点で、リーグ戦2試合ぶりの黒星を喫した。

 前半11分、FW鈴木優磨の右クロスをFWチャヴリッチがゴール前で落とし、走り込んでいたDF濃野公人がペナルティーエリア内で右足を振り抜く。鳥栖U―15出身で、前節京都戦でプロ初得点を挙げた大卒ルーキーが、リーグ戦2試合連続ゴールを決めて先制した。

 しかし30分、自陣左サイドでのボールロストから同点弾を許すと、前半48分にCKからマルセロ・ヒアンに頭で勝ち越しゴールを決められた。後半は敵陣深くまでボールを運ぶもチャンスを生かせず、35分に3点目を献上。41分に鈴木がPKで1点を返したが、2分後に4失点目を奪われた。

 鹿島は17日に敵地でルヴァン杯・八戸戦に臨み、延長戦を含めた120分間を戦ったばかり。中2日で約1800キロを移動する強行軍だったが、力尽きて今季4敗目を喫した。