C大阪は22日のルヴァン杯3回戦・琉球戦(タピスタ)に向け21日、調整。沖縄県出身で、プロキャリアを琉球からスタートさせたMF上門知樹が“凱旋弾”の誓いを立てた。

 うるま市出身で、琉球にも4年間在籍。しかも琉球で指揮を執るのは、自らをプロの道へ引き入れてくれた金鍾成監督とくれば、燃えないわけがない。

 「育ててもらったクラブなので、感謝の思いをプレーで示すのが一番。チームが勝つ上で(自分の)ゴールが出れば、より恩返しになる。この世界に入れてくれた監督にも、成長した姿を見せられたらと思います」と闘志を燃やした。

 今季のリーグ戦では無得点だが、昨季はFWレオ・セアラに次ぐチーム2位の4ゴールを挙げ、決定力はチーム内でも高いレベルにある。琉球は2回戦でG大阪を撃破し「ひやごんの奇跡」と称えられたが、奇跡は二度も起こさせない。桜の島人(しまんちゅ)は「沖縄のプロを目指している子たちに、夢を与えられるプレーができればと思います」と締めくくった。