◇都市対抗野球大会近畿2次予選第1代表決定1回戦 日本生命19―0OBC高島(2024年5月21日 大阪シティ信用金庫スタジアム)

 日本生命がOBC高島を19―0で下し、7回コールド発進を決めた。

 2回終了時点で7点優勢と大差をつけながら、二塁打5本を含む17安打と攻撃の手を緩めなかった。梶田茂生監督は「(盗塁など)貪欲にいくことを止めないでほしいと伝えていた。油断をしない、諦めないというやらないといけない形を最後までやってくれた」とたたえた。

 「社会人No・1捕手」と評され、今秋ドラフト候補に挙がる石伊雄太は「8番・捕手」で先発。2回1死二、三塁で放った左前への先制2点打を皮切りに、4回に押し出し四球、5回1死一、三塁では右中間への2点二塁打と5打点を稼いだ。

 「練習前から逆方向への打撃を意識していました。2本の安打ともにいい形で打つことができたと思います」

 次戦は23日に三菱重工Westとの2回戦に臨む。「次からより厳しい戦いになる。しっかりと準備して臨みたい」と気を引き締めた。

 ◇石伊 雄太(いしい・ゆうた)2000年(平12)8月18日生まれ、三重県尾鷲市出身の23歳。小4時に尾鷲野球少年団で野球を始めて外野手。中学では伊勢ボーイズに所属して捕手。近大高専では2年秋から背番号2でベンチ入りし、近大工学部では1年春からリーグ戦に出場。日本生命では1年目から都市対抗と日本選手権に出場。50メートル走6秒0、遠投115メートル。1メートル79、83キロ。右投げ右打ち。