ボートレース住之江の「男女W優勝戦・日本財団会長旗争奪第38回住之江王冠競走」優勝戦が行われ、男子は岡村慶太(36=福岡)が制した。

 予選トップから準優も逆転1着で優勝戦1号艇に座った岡村が、最後もビシッと逃げてオール3連対Vを飾った。住之江は17年4月の当タイトル以来、7年1カ月ぶり3度目の美酒だ。

 「全艇スローだったので大丈夫と思って、スタートも様子を見ながらでした」

 17号機は前節の三苫晃幸が予選終了後に“セット交換”の大整備を敢行して気配激変。岡村も男子の節イチ気配を誇った。

 「三浦さんにアドバイスをもらって調整したら、優勝戦が一番良かったです。今年初優勝より、ケガから復帰してから初めて勝てたのがうれしいですね」

 昨年10月の芦屋優勝戦で負傷して2カ月半休んだ。この優勝で悪夢が吹き飛んだか。今後に注目したい。

 ◇岡村 慶太(おかむら・けいた)1988年(昭63)2月8日生まれ、福岡県出身の36歳。福岡支部所属の104期生として09年5月若松でデビュー。4走目に初1着。13年3月若松新鋭リーグ戦で初優勝(通算31V)。弟は110期の岡村将也。同期は中田竜太ら。