DeNA・宮崎敏郎内野手(35)が3回に小川から今季3号となる右中間本塁打、神宮球場では今季1号となった。宮崎と神宮の相性は抜群でプロ2年目の15年から10年連続アーチ、DeNA所属選手では村田修一の9年連続(03〜11年)を抜く最長記録となった。

 宮崎の神宮での本塁打は通算32本目。現役ではヤクルト勢の山田156本、村上101本、青木94本、オスナ37本に次ぐ5位だ。特筆すべきは本塁打率(打数÷本塁打)で348打数32本塁打の宮崎は本塁打率10・9。ヤクルト不動の4番・村上が11・7となっており、神宮でのヤクルト―DeNA戦では村上より宮崎の方が本塁打が出る確率が高いということになる。

 神宮での通算本塁打30本以上の打者の本塁打率上位5傑は(1)ペタジーニ9・2(2)バレンティン10・2(3)マニエル10・3(4)宮崎10・9(5)王貞治11・2。宮崎以外は本塁打王にもなっている長距離砲ばかりだ。ちなみに宮崎の横浜スタジアムでの本塁打率は29・7(1870打数で63本塁打)。いかに神宮との相性がいいかが分かる。同カードは22、23日も予定されている。宮崎のバットに注目したい。