大相撲の十両・千代翔馬(32=九重部屋)が日本国籍を取得したことが、22日付の官報で告示された。現時点では、日本名は出生名と同じ「ガンバータル・ムンクサイハン」となる。

 モンゴル出身の千代翔馬は、15歳で高知・明徳義塾高に相撲留学し、中退して09年名古屋場所で初土俵。今年で来日18年目となる。

 今場所が関取在位50場所目で、幕内在位は35場所。前日には西十両3枚目で勝ち越しを決め、その白星が通算500勝の節目でもあった。きょう11日目からの終盤5日間は、5場所ぶりの幕内復帰を目指す戦いとなる。

 日本国籍取得により、引退後は親方として日本相撲協会に残る資格が得られた。