◇近畿学生野球入替戦2回戦 大工大3ー2大阪公立大(2024年5月22日 南港中央)

 大阪工業大がサヨナラ勝ちで対戦成績を1勝1敗のタイとした。

 2―2で迎えた9回1死一、三塁で6番・平山明(2年=福井工大福井)が二塁手の横を破る中前打。激闘の末の決着に一塁ベンチから選手たちが躍りながらグランドに飛び出した。

 「(この試合で)フライが多かったので、弾道の低いゴロを打つことを考えて打席に立ちました」

 この試合が初スタメンだった。「調子は良かったのでスタメンもあると思っていました」と、準備はできていたようだった。2回の第1打席で中越え二塁打を放つと第2打席から右飛、右飛、中飛だったが、絶好の場面で最後は冷静に決めた。

 田中恵三監督は「何とか勝ってあしたにつなげられたのは良かった。もう少し試合巧者にならなければいけないとは思うけれど、とにかく明日」と、19年秋のリーグ戦後の入替戦で2部降格以来、巡ってきた1部復帰をものにすることを誓った。