右膝のケガで大相撲夏場所を全休した小結・朝乃山(30=高砂部屋)が11日、近況を明かした。

 この日は稽古には参加せず、病院でMRI検査を受診。「だいぶ良くなってきている。痛みは最初が10としたら(今は)1か2ぐらい」と順調に快方へ向かっているという。実戦稽古はまだ再開できておらず、ここまで基礎運動やぶつかり稽古などで調整を進めてきた。「膝のケガは初めてで大きな体を支える大事な部分なので、焦ってまたケガしても意味ない」と慎重な姿勢を示しつつ「ちょっとずつやっていかないと間に合わない」と危機感も募らせた。

 4月25日の春巡業木更津場所で稽古中に右膝関節内側側副靱帯を損傷。全治3週間と診断され、競技復帰には6週間かかると言われていた。既に6週間以上経っているが、名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)までのペース配分としては「良い感じに調整できている」という。「名古屋に入ってから(7月初旬から)出稽古できたらいい。それまでに実戦稽古もしっかりやっていかないと」。近日中にも、まずは格下相手に胸を出しながらの実戦稽古を再開するつもりだ。

 9日には、地元・富山で開かれた激励会に出席。ケガの具合を心配されたり、応援の言葉をたくさん掛けてもらったりして英気を養った。名古屋場所は幕内下位まで番付を下げることが予想される。「2桁以上勝って優勝争いに加わって、優勝したい」と意気込みを語った。