ブラックアーメットは開門時間の午前5時、坂路に一番乗り。真っさらな馬場をキビキビと駆け上がり、4F55秒7〜1F12秒2をマークした。角田師は「先週やっているしサラッと。前走(吾妻小富士S1着)と同じパターンで調整して状態は良さそう」と感触を口にする。先週はCWコースで6F76秒9の猛時計を出し、当週軽めのメニューを前走から取り入れた。1週前にしっかり攻められるようになったのは成長の証。

 「最近は掛からなくなって、稽古でしっかり動けるようになっている。気は若いし馬体に張りもある」と充実ぶりに目を細めた。

 中10週以上のローテも前走と同じ。「休み明けで結果も出ているし、小倉は捲ってくる馬が多くて流れも向きやすい。展開がはまれば」と力を込めた。ダート1700メートル戦で3勝を挙げ、うち2勝はオープン特別。得意の条件で重賞初Vを狙う。