女子日本代表「なでしこジャパン」は9日、パリ五輪に向けて千葉市内で国内合宿2日目を迎えた。初出場のDF古賀塔子(18=フェイエノールト)、MF谷川萌々子(19=ローセンゴード)の10代コンビはレジェンドの背中を追いかけ、新時代を担う決意を示した。

 「ポスト澤」と「ポスト熊谷」。今春に高校を卒業したばかりの2人は五輪を前に声を弾ませた。谷川が「本当に楽しみだし、自分がどれくらい通用するのかを試せるチャンス」と言えば、古賀は「小さい頃から目指していた場所。結果を求められていると思う」と目を輝かせた。

 谷川は長短のキックが持ち味のボランチ。高い得点力も備え「本当に憧れ」と語るMF澤穂希さんをほうふつさせる。コンディションを考慮され2日連続の別調整だったが「この次にも生かせるようにたくさんのことを学びたい」と意欲的だ。五輪本番では史上初の10代弾にも期待がかかる。

 古賀はこの日、ミニゲームでDF熊谷とコンビを組んだ。最年長の主将から貪欲に吸収し「紗希さんはなでしこを引っ張ってきた存在。自分もそういう選手になれるように」と決意を新たにした。10代2人が五輪代表入りするのは史上初。練習生だった昨年のW杯から“昇格”した若きなでしこが、新時代の扉を開く。 (坂本 寛人)

《宮沢 完全復活へ「凄く楽しみ」》

 W杯得点王の宮沢が花の都で完全復活を期す。昨年12月に右足首の骨折で、長期離脱。復帰以降はゴールから遠ざかっているが、「もう万全。自分としては凄く楽しみ」と意気込んだ。25日の1次リーグ初戦で戦う強敵スペインは、昨年W杯の対戦で2得点1アシストと強烈なインパクトを残した相手。「あの時出せたものは、相手にとって少し脅威になっていると思う。早くやりたいという思いが強い」と再戦を心待ちにした。