大相撲の岩友親方(元幕内・木村山)で、6日に療養先の病院で亡くなった木村守さん(享年42)の通夜が10日、東京都墨田区の春日野部屋で執り行われ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)や一門の親方衆、東洋大相撲部後輩の十両・東白龍、東洋大関係者ら約300人が出席した。

 以前から心臓に疾患を抱えていたとはいえ、42歳の早すぎる死。いつも明るかった木村さんの人柄を現すような屈託のない笑顔の遺影が参列者の涙を誘った。春日野部屋OBで元大関・栃ノ心のレバニ・ゴルガゼ氏は焼香前から目を真っ赤にさせハンカチで顔を覆うなど悲しみに暮れた。木村さんの遺影を見ると涙が止まらない。「こんなことになるなんて考えもしなかった。悔しい。本当に言葉がない」と何度も言葉に詰まった。

 木村さんは東洋大から同郷の元関脇・栃乃和歌が師匠を務める春日野部屋に入門し、2004年春場所で初土俵を踏んだ。突き、押しを得意とし、08年初場所で新十両に昇進。同年名古屋場所で新入幕を果たし幕内に16場所在位し最高位は西前頭7枚目だった。14年初場所限りで引退し、年寄「岩友」を襲名し春日野部屋で後進を指導した。協会の公式You Tubeなどでは軽妙な語りで人気を集めた。アイデアマンとしての非凡な才能を発揮、会場内にある相撲ガチャのユニークな景品を発案するなど物販の拡充にも貢献していた。