C大阪加入内定の金本毅騎 ベンチ入りもデビューお預け「一緒にやらへんのかい!」北野颯太と同学年

スポニチアネックス6/5(木)20:48

C大阪加入内定の金本毅騎 ベンチ入りもデビューお預け「一緒にやらへんのかい!」北野颯太と同学年

ベンチ横でアップするC大阪の金本(中央)

 ◇ルヴァン杯PO第1戦 C大阪4―1横浜FC(2025年6月4日 ヨドコウ桜スタジアム)

 最後まで黄色のビプスを脱ぐ事はなかった。2026年シーズンからのC大阪加入が内定している阪南大の金本毅騎(3年)だ。チーム(C大阪)は5月中旬から中3日、中2日の過密日程が続いた事もあり、背番号39の特別指定選手に招集依頼が届いた。

 「当たり前ですけど出場して、勝利に貢献したいなって思ってました。フォワードなんで得点という形で結果を残したかったです」

 関西学生サッカーリーグでは1年生から10番をつけゴールを量産し、ユース年代を過ごしたセレッソへと帰還した。高卒当時からプロ志望で最終学年を大学でプレーすること無く1年早めてのプロ入りも決意した。

 「大学に入った時からJ1でやりたいという気持ちは強く、自分の結果と自信が付いてきたのでセレッソでJ1のレベルに挑戦したいと決断しました」

 ユース時代はザルツブルクへ移籍した北野颯太らと一緒にU―18のプレミアリーグも戦った。しかし「セレッソに多分、行くと思う」と伝えた時に「早く来いよ」と歓迎してくれた北野とは入れ替わりとなってしまう。

 「入団のリリースが出たタイミングで練習に行った時、颯太が海外に行くと聞いて、一緒にやれへんのかい!って。でも久々に一緒に練習して、相変わらず周りが見えてるなって感心しました」と語る。

 この日の試合は前半こそ両チーム決め手を欠いていたが後半に入るとホームチームが圧倒、前線にもフェルナンデス、ハットン、アンドラーデの「トリデンテ」が並び立ち、アーサー・パパス監督が標榜するハイラインで走りまくるアタッキングフットボールが炸裂。4ゴールを叩き出して圧勝した。ベンチ横からその様子を見つめていた金本はどう感じたのか?

 「やっぱり攻守の切り替えという所は自分はまだまだ足りていないのかなと今日の試合を見て思ったのと、プロの世界なので1本のチャンスをモノにしないとやっぱり使ってもらえないと思うので大学に戻っても突き詰めてやっていきたい」

 184センチ、80キロ、フィジカルに恵まれたFWだが持ち味は裏抜けとスピードでもある。先月、行われたJリーグU―22選抜との試合ではポジションも低めでマークも厳しく苦戦した。

 「自分も負けられないし相手も負けられない、向こうの上手さが出てしまった」と語る。同じ大学でコンビを組む仙台内定の中田有祐(3年)が2ゴールを挙げたのとは対照的に沈黙を余儀なくされた。

 「シンプルに悔しい。ボクはゼロゴールで向こうは2ゴール、中田の評価が上がるのは当然。でも悔しいと言う気持ちを持ってやっていかないと上には行けないのでその気持ちは大事にしていきたい」と感情を抱きながらも冷静だ。

 平日の夜開催で観客は約7000人、試合前に電光掲示板に名前と写真は表示されたが記念すべきデビュー戦は先送り、次回の招集は未定だという。

 「練習に呼ばれたら結果を出して機会を待つだけです」。単純明快。デビューを待つ桜の39番、そのロジックは極めてシンプルなものだった。 

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