渡辺俊介Jr・向輝 プロ決断! 東大7人目NPB入りへ支配下一本勝負 育成なら就職
スポニチアネックス6/17(火)3:00

キャッチボールする東大・渡辺(撮影・五島 佑一郎)
7月の日米大学野球選手権(神宮ほか)に出場する大学日本代表候補に選ばれた東大の下手投げ右腕・渡辺向輝投手(4年)がプロ志望届の提出を決意したことが16日、分かった。ロッテで活躍した渡辺俊介氏(48=現日本製鉄かずさマジック監督)を父に持ち、今秋ドラフト会議で支配下枠での指名がなければ一般就職に切り替える考えを固めた。東大からプロ入りすれば17年ドラフト7位で日本ハム入りした宮台康平以来、7人目。親子プロが実現するか、注目される。
ドラフト戦線にサブマリンのごとく急浮上する。都内の気温が30度を超えた16日、文京区の東大野球場で汗を流した渡辺はブルペンで43球を投じた。午前中に練習を終えて本紙の単独取材に応じ、保留していた進路について「自分としては(プロ志望届を)しっかり出したいと思っています」と表明した。
ロッテで通算87勝を挙げた「ミスターサブマリン」こと渡辺俊介氏の長男。東大の4年生エースとして挑んだ今春リーグ戦は0勝5敗、防御率4・91に終わり、チームも白星なしの10連敗に終わった。父そっくりの下手投げで地上約10センチから繰り出す唯一無二の球道が堀井哲也監督ら大学ジャパン首脳陣の目に留まり、5日発表の大学日本代表選考合宿のメンバーに名を連ねた。
本人にとってはサプライズ。「秋季リーグをやりきるために“温泉に行ってオフを満喫するぞ”とか思っていたけど、選んでいただいて凄い衝撃とうれしさ」と驚いた。大学ジャパンは7月に日米大学野球選手権を控え、直球は120キロ台でもソフトボールの「ライズボール」のように浮き上がる特殊球のスライダーを操る渡辺には希少性がある。プロ球団のスカウト陣が視察を予定する選考合宿でアピールすれば、存在感を示すことができる。
今年1月にはプロ志望届提出の条件として「大学ジャパンの候補入り」を掲げ、有言実行の決断に至った。プロ入りは支配下枠の指名に限り、指名漏れや育成指名なら野球を引退して一般就職する考えも明かした。「これでドラフト指名されなかったとしても、それは野球で一つのケジメになる。選んでもらえたら頑張っていきたい」と決意を新たにした。父と同じプロ野球選手になるか、グラブを置くか、己の未来を懸けて腕を振る。(柳内 遼平)
◇渡辺 向輝(わたなべ・こうき)2004年(平16)2月25日生まれ、千葉県出身の21歳。高洲北小3年から野球を始め、海城中で投手に。海城(東京)では甲子園出場なし。東大では農学部に所属。リーグ戦21試合の出場で1勝9敗、防御率4・34。趣味は東京六大学野球の応援歌をピアノで弾くこと。1メートル67、63キロ。右投げ右打ち。










