ドジャースとエンゼルスの球場の音量は対照的 人生一うるさいスピーカーか、家族向けの落ち着いた環境か

スポニチアネックス6/20(金)9:15

ドジャースとエンゼルスの球場の音量は対照的 人生一うるさいスピーカーか、家族向けの落ち着いた環境か

ドジャースタジアム

 ロサンゼルス・タイムズ紙は19日(日本時間20日)、ドジャー・スタジアムのセンター後方スピーカーが大音量であることについて報じた。

 先日スポーツ専門局「ESPN」のベテラン実況アナウンサー、カール・ラビッチはセンターを守っていたトミー・エドマンについて「彼は今人生で一番うるさいスピーカーにさらされていると思うよ」と描写していた。ドジャー・スタジアムは昔はオルガン奏者が奏でる音楽が、世代を超えて観客を癒していた。だが、その落ち着いたサウンドは過去のものとなった。

 現在のドジャースの観戦体験は、ボールがプレー中でない限り、録音された音楽やパフォーマンスがテンポよく展開される。「ただ音を大きくしているわけではない。すべては演出の一部として、適切に組み込まれているんです」とマーケティング責任者のロン・ローゼン氏は話す。

 大音量を選手は歓迎している。クレイトン・カーショーは「すごくいいと思う。遠征先でも、静かなよりはいい。セントルイスなんか静かすぎて、ゴルフの大会みたいだ。音が大きければ大きいほど楽しい。ドジャースのサウンドシステムは最高なんだから、使わない手はない」と言う。

 ちなみにエンゼル・スタジアムと比べると試合開始前の音量は明らかに違う。エンゼル・スタジアムは65〜75dB/デシベル(普通の会話〜家電の音レベル)なのに対し、ドジャー・スタジアムは80dB台(騒がしいレストラン〜電動工具レベル)。ホームチームのラインナップ紹介時にはエンゼルスは80〜85dB、ドジャースは90〜95dBとなる。

 現在はエンゼルスに所属し、かつてドジャースでも投げたタイラー・アンダーソンは、両チームの球場の音量の違いをこう説明する。

 「ドジャースはあの場所を街で一番のバーみたいに演出しようとしている。大音量の音楽と、盛り上がる雰囲気。ファンにとっては楽しい体験になる。一方で、もっと家族向けの雰囲気を大切にしている球場もある。子どもや祖父母と一緒に来るような人たちには、落ち着いた環境の方が合っているのかもしれない。どちらが正しいということはないよ」

 センターを守るエドマンは「最初にプレーしたときは、とにかくスピーカーがうるさくて、自分の声も聞こえないって印象だった。でも、実際にプレーが始まると音は止まるし、気にならなくなる。今では楽しんでいるよ。これぞメジャーリーグって感じ」と言う。ちなみにドジャースの伝統のオルガン演奏も廃止されたわけではなく、オルガニストのディーター・ルールが今も演出の一部として活躍している。

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