スペイン・カタルーニャ州バルセロナに本拠地を置くRCDエスパニョールと業務提携を結ぶRCDエスパニョールジャパンアカデミーのサマーキャンプ『2018RCDエスパニョールキャンプ』が今年も開催されている。

FCバルセロナの下部組織(ラ・マシア)が育成機関の代名詞とされるが、実際、現地スペインの世界的“育成組織”の最高峰といえばRCDエスパニョールと言われる程である。

そのエスパニョールのメソッドを学ぶことが出来るのが、エスパニョールジャパンアカデミーである。
同アカデミーは、埼玉県内に3校(ふじみ野・越谷・浦和美園)と東京都江東区の東京お台場校の計4校で活動している。
この夏休みには、7月28日〜31日の浦和美園キャンプ(コース1)と8月17日〜20日まで開催される浦和美園キャンプ(コース2)、そして、22日〜25日の東京キャンプ(コース1)が開催(予定)中である。

このキャンプには、現地スペインからエスパニョールのカンテラ指導者2名が来日し、現地の下部組織が行っているトレーニングと同様のセッションを学ぶことができる。
このクールでは、9:30よりU-8とU-10が練習し、12:00からはU-12が練習を実施している。練習時間は、1時間半と筆者の感覚では短く感じるが、エスパニョールのメソッドには“常に考え、短時間で集中”し、あらゆるトレーニングに“連続性”を求め、長時間のインターバルを与えないというコンセプトが組まれている。

「“休む”という行為が身体に染み付いてしまうと、試合中でも休むという癖がついてしまう。常に考えてプレーすることを意識してほしい」と、このキャンプを指導している現地エスパニョールアカデミー統括責任者のアルベルト氏とU-10監督のセルヒオ氏は語る。

また、エスパニョールジャパンアカデミー責任者兼コーチの吉住貴士氏は、「近年は日本にも海外から多くのクラブアカデミーが業務展開を行っているが、『メソッド』が先行してしまい『環境』が追いついていない現状がある。選手達が将来どのようなクラブやチームでサッカーをするにしても、常に力を発揮できる技術や環境を提供していきたい」と語った。

40名弱を4つのグループに分け、連続性を求めて行うトレーニング手法は、日本のサッカークラブとは異なる点だろう。初日のトレーニングは『1対1』をテーマに内容の濃いトレーニングが行われた。

最後に吉住氏は、「将来的にはエスパニョールのカンテラにスカウトされ、トップチームでプレーするような選手を輩出したい」と述べた。
世界屈指の育成機関を所有するRCDエスパニョールにも注目だ。