日経新春杯、初夢みたいな穴馬3頭が今度こそ「お年玉」を運んでくる

日経新春杯、初夢みたいな穴馬3頭が今度こそ「お年玉」を運んでくる

 ごまかしの利かない2400m戦、それも広々とした京都の外回りコースで行なわれるGII日経新春杯(1月14日/京都・芝2400m)。その舞台設定から、荒れないイメージが強いレースと言えるだろう。

 加えて、今年は出走12頭による少頭数の争い。ますます堅いムードが漂い、実績のある人気馬から勝負しようと考えている人が多いかもしれない。

 しかし、過去の歴史を振り返ってみると、10番人気以下の伏兵がしばしば上位に食い込んで波乱を起こしている。

 例えば、2009年は11番人気のテイエムプリキュアが勝利。2013年には10番人気のカポーティスターが金星を飾っている。

 また、2015年には10番人気のフーラブライドが2着に突っ込んで、勝ったアドマイヤデウス(6番人気)との馬連は万馬券となり、3連単の配当は20万超えとなった。

 ならば、今回もかつてこの舞台で躍動した伏兵馬を参考にして、少し遅れてビッグなお年玉をもたらしてくれそうな”穴馬”候補を探してみたい。

 まずは、2015年に2着となったフーラブライド。彼女は、それまでに牝馬重賞を2勝し、前年の日経新春杯でも3着と奮闘するなど実績上位の1頭だったが、近走の成績が振るわなかった。

 3走前のGII京都大賞典(京都・芝2400m)で7着、続くGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)で4着、直前のGIII愛知杯(中京・芝2000m)でも6着と沈んで、馬券圏内(3着以内)に加われないレースが続いた。その結果、6歳という年齢的な衰えも囁かれるようになり、日経新春杯では評価が急落した。

 ただ、よくよく見てみれば、前々走のエリザベス女王杯は勝ち馬からコンマ3秒差、前走の愛知杯も勝ち馬からコンマ4秒差と、僅差の敗戦だった。つまり、決して調子を落としていたわけでも、年齢的な衰えがあったわけでもないのである。得意舞台で改めて実力の高さを示して、波乱を演出した。

 今回、これに近いパターンの出走馬がいる。ベルーフ(牡6歳)だ。

 同馬は、これまでにGIII京成杯(中山・芝2000m)を勝ち、他のGIIIでも2着が3度ある。その実績からすれば、今回のメンバーの中では上位に入るが、ここ最近の成績が芳しくない。

 昨年は8走して、馬券圏内が一度もなし。前走のGIII福島記念(11月12日/福島・芝2000m)でも9着と惨敗を喫している。そのため、ここでも人気が上がることはないだろう。

 しかし、この馬もイメージほどの”不振”は感じられない。というのも、前走の福島記念でも、9着ながら勝ち馬とはコンマ4秒差。前々走のカシオペアS(10月29日/京都・芝1800m)でも、不良馬場の中で4着と善戦している。

 3歳時にはクラシック戦線に乗っていた馬で、実力は秘めている。2年前の日経新春杯でも、差のない5着と健闘していることを思えば、一発あっても不思議ではない。

 続いて参考にするのは、2013年のカポーティスター。

 同馬は、前走で1000万条件の特別戦を勝つと、格上挑戦で日経新春杯に挑んで、そのまま連勝を決めて重賞ウイナーとなった。勢いがあったのはもちろんのこと、52kgという軽ハンデも味方したのだろう。

 そして今年も、このカポーティスターと同じく1000万条件を勝ったばかりで、格上挑戦してきた馬がいる。

 ガンコ(牡5歳)である。

 前走で1000万条件の江坂特別(12月24日/阪神・芝2400m)を快勝した同馬。特筆すべきは、同レースがおよそ2年ぶりに臨んだ芝レース、ということだ。2歳の秋から4歳の秋まで、ダートを主戦場にしてなかなか出世できなかったが、思い切った路線変更で結果を出した勢いは見逃せない。

 そして、この馬の斤量も今回は52kg。カポーティスターと同様、今の勢いと軽量を生かして、重賞タイトルまで手にしてしまう可能性は十分にある。

 最後に注目したのは、2009年の勝ち馬テイエムプリキュアをはじめ、先述のフーラブライドなど、日経新春杯では人気薄の牝馬の活躍が目立っていること。テイエムプリキュアは2008年にも12番人気で3着と健闘し、2010年には12番人気のレッドアゲートが3着に入っている。

 これら牝馬のほとんどは、軽ハンデの身だった。テイエムプリキュアは、勝った2009年が49kg、3着だった2008は50kg。レッドアゲートも52kgだった。

 すなわち、軽量牝馬がいたら、迷わずに狙うべきである。今年は紅一点となる、サンタフェチーフ(牝6歳)だ。

 こちらも、まだ1600万条件の身で、今回は格上挑戦。上位人気になることはないだろう。それでも、今回の斤量は52kg。過去の傾向を踏まえれば、魅力的な存在であることは間違いない。

 また、同馬は今年で6歳となるが、休養が多く、まだ10戦しかしていない。馬体の消耗が少ない分、これからもさらなる成長が期待できる。

 ここ数戦を見ても、休み明けを繰り返しながら、500万下、1000万下と連勝。前々走、前走では1600万条件の特別戦で連続2着と好走している。

 まさしく伸び盛りにあって、軽量を生かしての波乱演出は大いに望める。あっと驚くような大駆けがあってもおかしくない。

 はたして、今年も伏兵が激走するシーンが見られるのか。金杯で惨敗したみなさん、ここでオイシイ万馬券をゲットして、改めて新年を祝ってほしい。

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