1セットも落とさぬ36歳フェデラーが全豪決勝でチリッチを迎え撃つ

1セットも落とさぬ36歳フェデラーが全豪決勝でチリッチを迎え撃つ

 全豪オープンの男子決勝は、メルボルンで初の決勝進出を果たした第6シードのマリン・チリッチ(6位、1月15日付、クロアチア)と、7回目の決勝進出となる第2シードのロジャー・フェデラー(2位、スイス)で争われることになった。

 チリッチは準決勝でノーシードから勝ち上がったカイル・エドモンド(49位、イギリス)を、6−2、7−6(4)、6−2で退け、グランドスラムでは昨年のウインブルドン以来となる3回目の決勝進出を果たした。

「自分のパフォーマンスをとてもうれしく思う」と語るチリッチは、得意のサーブが好調で、今大会は準決勝までで107本(今大会2位)のサービスエースを奪い、ファーストサーブでは82%のポイント獲得率を誇る。

「昨年に比べて向上していると思うし、よりアグレッシブにプレーしている。ほとんどのショットで、打つ時のフィーリングが本当にとてもいいんだ」

 また、技術面だけでなく、29歳になった今でも、「フィジカルが本当に充実していると感じる」と自信をのぞかせる。

 チリッチは決勝進出時点で自己最高となるランキング3位になることが確定しており、さらなる弾みをつけて全豪での初タイトル獲得に挑む。

「決勝を戦えることと優勝を目指すことは、自分にとって大きなモチベーションになる」

 一方、ディフェンディングチャンピオンであるフェデラー(2位)は、準決勝でチョン・ヒョン(58位、韓国)が右足のマメの悪化により試合を途中棄権したため、6−1、5−2(ret)で勝ち、全豪で7回目(大会最多)、そしてグランドスラムで30回目(史上最多)の決勝進出を決めた。36歳173日での決勝進出は、オープン化(プロ解禁)以降、全豪では3番目の年長記録となる。

「いい試合ができた。正直なところ、決勝まで来られて本当にうれしい」と語るフェデラーは、決勝まで1セットも落とすことなく勝ち上がり、グランドスラムでは自身7回目の失セットゼロでの決勝進出となる。

 ここまでフェデラーもサーブの内容が良く、サービスエースは71本(今大会6位)で、ファーストサーブでのポイント獲得率は82%でチリッチと並ぶ。フェデラーは大会最多タイとなる全豪6回目のタイトル獲得を目指す。

 チリッチとフェデラーの対戦成績は、フェデラーの8勝1敗。2014年US(全米)オープン準決勝で、チリッチがフェデラーから初勝利を挙げた時は、勢いそのままに決勝で錦織圭を下してグランドスラム初タイトル獲得を果たした。

 昨年のウインブルドン決勝でもフェデラーと対戦し、完敗したチリッチはフェデラーの印象を次のように語る。

「フェデラーはグランドスラムのステージで、最も大きな成功を収めている選手のひとりだ。彼は準々決勝、準決勝、そして決勝へ勝ち上がるたびに、ますます調子を上げて、より素晴らしいテニスをしてくる。だから、彼と戦う時はいつも大きな挑戦になる」

 チリッチが「あくまでも自分自身にフォーカスしていく」と決意を固める一方で、フェデラーは直近の対戦である昨年のATPファイナルズでの、チリッチが試合へ臨む態度が印象に残っているという。

「(チリッチは)とてもポジティブになったね。僕と対戦している時は、まさに”勝者たる姿勢”で、彼の試合へ臨む態度は好ましいものだったし、その対応はとてもプロフェッショナルだった」

 フェデラーは決勝で、まずチリッチのサーブを読むことをキーポイントに挙げ、そこからプレーを組み立てていきたいと考えている。

 昨年のATPファイナルズ終了直後、オフシーズンの11月末に、たまたまふたりともモルディブに居合わせた、そこで、フェデラーがチリッチに連絡して、45分間の練習を2回行なったという。ふたりだけで、ただただボールを打ち合うのが実に楽しかったとフェデラーは、穏やかな表情で振り返る。

 はたして、決勝戦はどんな結末になるのか。チリッチが勝って、2回目のグランドスラムタイトルを獲得するのか。それともフェデラーが勝って、男子史上最多となる20回目のグランドスラム優勝を達成して、テニス界にまた新たな歴史を刻むのか。注目の全豪男子シングルス決勝は、1月28日の夜に行なわれる。

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