「マジックマン」が絶賛するペルクナス。いったいどんな若駒なのか?

「マジックマン」が絶賛するペルクナス。いったいどんな若駒なのか?

厳選!2歳馬情報局(2018年版)
◆第24回:ペルクナス

 香港を主戦場とし、現在は短期免許を取得して日本でも騎乗しているジョアン・モレイラ騎手。「マジックマン」と呼ばれる世界的なジョッキーは、ここ数年、日本の競馬ファンに多大なインパクトを与えている。

 今年のJRAにおける成績を見ても、そのすごさが明確に示されている。わずか150回の騎乗機会に対して、56勝をマーク(※11月1日現在。以下同)。すでに177勝を挙げて、全国リーディングのトップを独走しているクリストフ・ルメール騎手をも、勝率、連対率、3着内率のすべてにおいて、上回っているのだ。

 2016年には、JRAの騎乗機会7連勝を達成。武豊騎手と並ぶ最多タイ記録を樹立した。また、モーリスやサトノクラウン、ネオリアリズムらに騎乗して香港のGIを勝ち、昨年はヴィブロスの鞍上を務めてGIドバイターフ(UAE・芝1800m)を制覇。海外のビッグレースにおいて、日本馬を何度も勝利に導いている。

 そんなモレイラ騎手は今年、JRAの騎手試験にチャレンジしたが、1次試験で不合格となった。その結果に、多くのファンがショックを受けた。つまりそれだけ、モレイラ騎手の、日本での通年騎乗を願っているファンが多いということだろう。

 ともあれ、この秋も短期免許を取得して日本で大活躍のモレイラ騎手。実は、その彼が絶賛する2歳馬がまもなくデビューを迎えようとしている。

 栗東トレセンの池江泰寿厩舎に所属するペルクナス(牡2歳/父マジェスティックパーフェクション)である。

 同馬は、全姉にアメリカのGIを2勝したラブリーマリアがいる超良血。そして、この若駒の調教に乗ったモレイラ騎手が、かなりの高評価を口にしたというのだ。関西競馬専門誌のトラックマンが伝える。

「先週の調教の際、モレイラ騎手がペルクナスに乗ったのですが、調教が終わったあと、開口一番『スーパーホース!』と絶賛していたんです。普段、これだけのコメントが出ることはあまりないので、相当なものだったのでしょう。

 別のスタッフが、ペルクナスが牧場にいたときに乗る機会があったようなんですが、そのスタッフもかなりの感触を得ていたそうですよ」

 数々のGI馬を知るモレイラ騎手がこれほどの評価するのだから、期待は膨らむばかり。差し当たって、不安もないというから、デビュー戦がますます楽しみになる。

 先述のトラックマンが再び語る。

「スタッフからは『おとなしくて優等生』とのコメントが聞かれます。血統は明らかにダート向きですが、『パワーだけでなく、キレもありそう』ということで、デビュー戦は芝のレースを選んだようです」

 その初陣の予定は、11月11日の2歳新馬(京都・芝1800m)。鞍上は、もちろんモレイラ騎手だ。

“マジックマン”が絶賛する若駒は、はたしてどんなパフォーマンスを見せるのか。名手を乗せたペルクナスの走りに注目である。

著者:河合力●文 text by Kawai Chikara


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