FIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節が日本時間2日に行われ、FIFAランキング24位日本代表は同7位のスペインと対戦。2−1で逆転勝ちし、2大会連続4度目の決勝トーナメント進出を決めた。

■「怒りを感じている」とドイツのフリック監督

スペイン紙『La RAZON』は現地時間1日、日本代表と戦ったスペイン代表ルイス・エンリケ監督のコメントとして「5分間、まったくコントロールできずに、パニック状態に陥った。日本はリスクを覚悟して攻撃していた。日本が後ろに下がったときに、状況がコントロールできるようになった」と話した。

スペイン代表セサル・アスピリクエタは「確かに非常に緊張感がある瞬間があった。ワールドカップには試合中に自分たちがコントロールできない瞬間というのがあるが、この瞬間を選手たちはうまく対応しなくていはいけない。難しいことだが、これから今回の経験が生きると思う」とコメントした。

一方この日、日本代表の2点目に関しては『TyC Sports』が伝えたように、ボールがゴールラインを割り外に出ていたことを示記事も散見された。

今回、日本、スペインと同組のドイツが予選リーグで敗退。これについてスペイン紙『Sport.es』は「スペイン代表が日本に敗退したことに関しては、悪くは思っていない。しかし、ドイツ代表が勝てなかったことに関しては、自分は怒りを感じている」とドイツ代表ハンシ・フリック監督のコメントを掲載。さらに「10年後のドイツ代表のために、次の世代の選手の育成に集中しなくてならない」との談話を伝えた。

敗戦は予想外であったものの、スペイン代表も決勝トーナメントに進んだことで「最低限の目標は達した」と国内で評価されている。しかし、ルイス・エンリケ監督が「スペイン代表は、決勝トーナメントに進んだが、今夜はそれを祝うパーティをすることはない」とコメントしているように、予選リーグでの「無敵艦隊」の戦いは決して楽観視できるものではない、というのがスペイン国内の見方でもある。

ただし、スペインが予選リーグを2位通過したことにより、ブラジルやクロアチアといった強豪国と当面対戦しない点は、スペイン代表の大きなアドバンテージとしてとらえられている。

文●對馬由佳理(スペイン在住)