MLBは1日(日本時間2日)、2023年のレギュラーシーズンの最終戦を迎えた。ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が44本で本塁打王のタイトルを獲得した。

■6、7月に連続月間MVPを受賞

大谷は2023年シーズン、開幕から順調に本塁打を積み重ねると、6月から量産態勢に。15本塁打を放って月間MVPに輝くと、7月も9本塁打を放ち、2カ月連続の受賞でア・リーグのタイトル争いを独走した。

しかし、8月下旬には右ひじの靭帯損傷で投手としては今季終了のアクシデント。さらに、9月4日(同9月5日)の試合前の打撃練習でわき腹を痛め、欠場が続いたのち、16日(同17日)に故障者リスト入り野手としても欠場を発表。135試合で44本塁打を放った状態でライバルの状況を見守ることとなった。

ルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)やアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)などが大谷を猛追、終盤にはアドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)がチャージをかけるなど追い上げにあったが、リードを守り切り、自身初の打撃タイトル獲得に至った。

日本人では2001年と04年に首位打者を獲得したイチロー(元シアトル・マリナーズ)以来の打撃タイトル獲得で、本塁打王は初となった。大谷がメジャーを代表するパワーヒッターとしてその名を刻むこととなった。

(Y.Imoto/SPREAD編集部)