ドジャース大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地ロジャーズセンターで行われたブルージェイズ戦に「2番DH」で先発出場。5打数1安打1打点の成績だった。

■大谷はブーイングに理解示す

トロントで迎えたドジャースとの戦いはブルージェイズファンにとっては複雑な心境がある。

エンゼルスをフリーエージェントになった昨年のオフ、大谷の新天地候補にはドジャースと並びブルージェイズも挙げられていた。大谷がトロント行きしたという誤報が流れたが、その後ドジャースとの正式契約が発表された。

26日(同27日)の第1打席では大谷にブーイングが寄せられるなど異様な雰囲気に。試合後大谷は「自分のチームを好きだからこそ相手の選手をブーイングしたりすると思う」と理解を示していた。

そしてこの日も引き続きブーイングが聞かれたほか、大谷がトロント行きしたという当時の状況をいじったボードが出現。『Dodgers Nation』の公式X(旧ツイッター)で紹介されたトロントファンが掲げたボードには、「ごめんなさい、ただの空想のフライトでした」と記載があり、「トロントのファンは(ボードに)細工を施した」とXでは記されている。

大谷の移籍をめぐる誤報により巻き起こった今回の騒動。ファンがスーパースターの加入を待ち焦がれていたからだといえるだろう。