レッズエリー・デラクルーズ内野手が16日(日本時間17日)、敵地でのドジャース戦に「2番遊撃」で先発出場。4打数4安打1四球で全打席出塁。自慢の俊足で4盗塁と走りまくり、圧倒的な存在感を見せた。試合は7−2でレッズが勝利している。

■44試合で30盗塁に到達

今季、チームの44試合全てに出場しているデラクルーズ。この日も初回から中前打で出塁すると、すかさず二塁へ盗塁。第2打席は左翼への二塁打を打ち三盗、第3打席は四球で出塁し二盗三盗と走りまくり、相手先発タイラー・グラスノー投手の暴投に合わせて本塁に生還した。第4打席では右前打を放ったが、惜しくも盗塁失敗に終わっている。

デラクルーズの1試合4盗塁はキャリア初。44試合の出場で30盗塁に到達し、両リーグトップを独走している。162試合換算では「110盗塁ペース」に相当、このまま行けば37年ぶりの“シーズン100盗塁超え”の選手が誕生する。

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、今季のデラクルーズのスプリントスピード「29.8フィート/秒」はメジャー全体で4位。昨季は「30.5フィート/秒」で堂々のナンバーワンと圧倒的な身体能力を誇る。弱冠22歳、次代のスーパースターの今後に要注目だ。