ドジャース大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたレッズ戦に「2番DH」で先発出場。3回の第2打席に今季13号を放ち、4打数1安打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

■「大谷翔平の日」制定日に大仕事

試合前には米カリフォルニア州ロサンゼルス市が5月17日を「大谷翔平の日」と制定することを発表。メモリアルな日に大谷が千両役者ぶりを見せつけた。

3回、1死一塁で迎えた第2打席。相手先発フランキー・モンタス投手の初球フォーシームを鋭く振り抜くと、逆方向へ飛んだ鋭い打球は速度104.5マイル(約168.1キロ)、角度28度で左翼スタンドへ。飛距離368フィート(約112メートル)の今季13号となった。

米データ会社の『Codify』のX(旧ツイッター)は「ロサンゼルス・ドジャース史上最高の1シーズンによるOPS」とつづり、本塁打を放った段階での大谷のOPS「1.115」を紹介。

これはロサンゼルス・ドジャース(1958年以降)の歴代打者のなかでもトップの数字で、ゲイリー・シェフィールド氏の1.081(2000年)、マイク・ピアザ氏の1.070(1997年)、コーディ・ベリンジャー外野手の1.035(2019年)、エイドリアン・ベルトレ氏の1.017(2004年)と錚々たるスラッガーを抑えての数字となっている。

なお、大谷のOPSは試合後には「1.102」に下げたものの、依然としてロサンゼルス・ドジャースでは首位を維持。今季のナ・リーグでもマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)、ムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)を上回り、メジャー全体でもトップである。

打者としてこれまでで最高のスタートを切っている大谷。野手専念のシーズンで球団の歴史に名を残すことができるのか。