20日(日本時間21日)のダイヤモンドバックス戦に先発登板し、今季5勝目(1敗)を挙げたドジャース山本由伸投手。自身5連勝となった右腕について、デーブ・ロバーツ監督は試合後、好投が続く要因に言及した。

■「使える球種が4つある」

山本はダイヤモンドバックス打線を相手に6回1/3を7安打1四球2失点に抑え、5勝目をマーク。今季10度目の先発で自己最多となる100球を投じ、8奪三振の力投だった。

ロバーツ監督は試合後、山本について「彼は素晴らしかった。100球投げたし、(いつもより)スライダーを少し増やし、直球にも力があった。制球も良く、空振りも多く奪った」と称賛した。

さらに、同監督は山本のストロングポイントにも言及。「彼を特別な存在にしているのは、使える球種が4つあること」と指摘。「同じチームと再戦する時、前回とは違う攻め方ができる。1試合の中でも2打席目と3打席目では異なる方法で攻めることができる。様々な武器を持っているから、カウントによっては変化球をうまく使ったり、ストレートを見せたりすることができる」とし、相手打者の目先を常に変えることができると解説した。

■次回登板は現地26日レッズ戦

この日はフォーシーム、スプリット、カーブ、シンカー、スライダー、カットボールを投げ分け、打者に的を絞らせなかった。豊富な持ち球を生かし、様々な配球を可能にする山本の投球。指揮官としては、その日使える球種が4つ以上あるという意味で太鼓判を押したようだ。

6連勝を狙う山本の次回登板は、26日(同27日)に行われる敵地レッズ戦となる予定。気が付けば、メジャー初登板で喫した黒星以外はその後負けなし。どこまで連勝が続くのか、注目だ。