関東学校給食サービス協会は、10月22日に武蔵野調理師専門学校(豊島区)にて「第3回学校給食指導者養成(e-ラーニング)講座」の「おいしい給食をつくるための調理技術」part-2/part-3講座を実演のスクーリング形式で開催した。

本講座は女子栄養大学名誉教授の殿塚婦美子氏と協会顧問で元文科省学校給食調査官の田中延子氏が担当した。

2019年に第1回としてスタートした「学校給食指導者養成講座」は2021年第2回をe-ラーニングシステムを導入して開催、第3回の今年も9月1日から6か月間、引き続きe-ラーニングをベースにコロナの感染状況を見ながら一部スクーリング形式を取り入れたカリキュラムでの開講となった。

カリキュラムは、Ⅰ.導入・基礎/Ⅱ.衛生管理/Ⅲ.学校給食の日常-指導者の目線から-/Ⅳ.その他-指導者に必要な能力・知識-の4区分の19講座から成り、学校給食の各専門分野の第一人者の最新の講義を動画配信し、フォローアップのテストや講師とのメンタリングシステムなどを導入し実施しており、協会内や会員各社の講習会研修会等で講師の役割を担い、かつ学校給食における諸問題への対応ができる新しい指導者の開発、育成を目指している。

スクーリングの講義テーマは、「おいしい給食をつくるための調理技術」

まず、田中氏はSDGsの観点から、野菜の廃棄ロスを削減し、栄養を意識した切裁方法や洗浄の際の節水方法などを紹介した。続いて殿塚氏が、スチームコンベクションオーブンを使ったおいしい給食調理の方法や作業効率、出来栄えを向上させる技術を伝えた。

いずれも限られた時間で環境に配慮しながら児童生徒においしく栄養のある食事を提供することを目標としている。

写真左・中央は殿塚婦美子氏、写真右が田中延子氏

協会は、関東1都9県における公立小中学校の給食調理業務を受託する民間企業52社によって構成される団体。毎年夏には、最新のHACCPに沿った衛生管理や食物アレルギー対応、異物混入対策などについて学ぶ「夏期講習研修会」をオンデマンドで開催しており、今年は約30,000人が参加するなど、学校給食関係者及び調理従事者への資質向上に努めている。