サントリー食品インターナショナルは、2024年10月1日出荷分から国内の500mlペットボトル、大容量ペットボトル、ボトル缶、濃縮ペットボトルなど、一部商品の価格改定を行う。4月23日に発表した。

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対象は、合計188品。「サントリー天然水」(2Lペットボトル)はメーカー希望小売価格で300円を330円に、「クラフトボス ブラック」(500mlペットボトル)は180円を200円に、「なっちゃん オレンジ」(冷凍兼用425mlペットボトル)は160円を200円にする(価格はいずれも税別)。価格改定率は6%から32%アップとなる。

同社は近年、原材料調達コストの大幅な上昇を背景に価格改定を実施していた。その一方、安全・安心で高品質な商品の安定的な提供のため、生産性向上、コスト削減等、経営の合理化を進めてきたという。

だが、今回の価格改定の背景には、円安の継続、農作物の需給ひっ迫、人件費上昇による加工賃のアップを主な要因とし、原材料調達のコスト高が継続し、製造原価悪化に関しては、今後も先行き不透明な状況が続くことが想定されるという。そのため、一部の商品について改めて価格改定するとした。

サントリー食品インターナショナルは、「引き続き、企業努力による合理化をさらに進め、一層のコスト削減を図り、高品質な商品を通じて、お客様に潤い豊かな生活を提供していきます」などとしている。