コロナ禍で結婚式や成人式などが軒並み中止となり、大きな打撃を受けた着物業界。日本文化を気軽に楽しんでもらおうと、高知市の呉服店が新たな挑戦を始めました。
街にあふれる外国人観光客。高知市の観光名所「はりまや橋」はまるで映画のロケ地です。
男性3人組
Qどこの国から？
「インドから」
Qみんな？
「いえ、私はインドネシアから」
「私はフィリピン」
「今から高知城に行くんだ」
今年度（2024年度）高知県には47隻のクルーズ船が寄港予定で、インバウンド効果が期待される中、外国人観光客の心をくすぐる新店が4月にオープンしました。
高知市中心部から徒歩5分
川辺世里奈アナウンサー：
「おしゃれな店構えです。ドアや柱に木が使われていて落ち着いた雰囲気です」
店主 石原文子さん：
「こちらは和の文化発信基地『aiiro』という名前になっています」
川辺世里奈アナウンサー：
「和の文化発信基地？何ができるんでしょうか」
店主 石原文子さん：
「2階に和室がございまして着物の着付けができるようになっております」
「aiiro」では男性は3種類、女性は15種類の中から好きな着物を選びレンタルできます。
スタッフ：
「デニムの着物をご準備しています。」
川辺世里奈アナウンサー：
「デニムの着物があるんですか？」
スタッフ：
「そうなんです。お似合いになると思いますさっそくお願いします」
15分後ー
川辺世里奈アナウンサー：
「着付けが終わりました。初めてデニムの着物を着たのですがとっても軽いです。そして生地が柔らかいので動きやすいです。では、着物を着て高知の街を散策してきます」
川辺世里奈アナウンサー：
「高知市の観光名所”はりまや橋”です。着物を着て渡ると普段よりもワクワクします。着物と橋。和の雰囲気の中で写真を撮りたくなります」
着物を着て茶の湯体験もできます。
店主 石原文子さん：
「シャカシャカって混ぜて細かい泡がたつように混ぜてください。もうちょっと早く動かして頑張れ、頑張れ」
ところでなぜ着物レンタル店で茶道？
店主 石原文子さん：
「普通の呉服店だったのですが、着物を着て遊んでいただける和文化を体験していただける場所をつくりたいなと思っておりました。もうすごい、挑戦です」
「aiiro」は高知市にある創業53年の呉服店「特選呉服いしはら」が手掛けた店舗です。
新しい事業を始めた訳はー
店主 石原文子さん：
「コロナで本当にどこにもおでかけが皆さんする場所がなくなりまして。結婚式もないパーティーもないお茶会もない。売り上げが本当に半減、半分まで落ち込みまして」
感染者が減り現在、売り上げはコロナ禍前の8割まで回復しましたが、気軽に着物を着てほしいとレンタルを始めました。
石原さん：「いらっしゃいませ、ウエルカム」
外国人夫婦：「オハヨウ」
アメリカから訪れたベネット夫妻が来店しました。
スタッフ：「プリティ」
妻：「ありがとうございます。ファッショナブルでとても快適です」
妻：「どう？」
夫：「すてき！素晴らしい！もっとほほ笑んで」
（写真撮影）
「ビューティー！クール！」
夫：「これで私たち高知にいてもいい？」
妻：「私もそうしたい」
さっそく街へ…
夫：「見て、見て！」
妻：「（鳴子ならし）ヨサコイ！」
夫：「着物はユニークで他の文化とは違います。日本・高知に来るのは非日常を体験したいから。和文化体験はまさにそんな経験です。素晴らしい時間を過ごしています」
オープンから1週間「aiiro」は高知市の老舗料亭「濱長」とタッグを組み、着物で楽しめるプランを考案中です。
濱長・女将：
「お着物とか浴衣とかでここ（テラス）でビールとか飲んでもらってもすごいいいと思う。（客が）定着していったら海外の人へのツアーができたらいいですね」
石原さん：「作りたいですそういうプランを」
この日は体験メニューを考えるため、外国人観光客と話す機会が多い通訳や添乗員を招き、お座敷遊びを体験してもらいました。
お座敷遊び
「♪べろべろの〜神様は〜」
こまの先が向いた人は日本酒を飲み切るまで杯を置くことができません。
女将：「5・4・321！」
客：「ごちそうさまでした」
女将：「ごちそうさまが早すぎる！」
通訳の男性：
「英訳をしようかなと思ってたんですけど、逆にこのままで雰囲気は伝わると思うので外国人にも」
添乗員の女性：
「お着物を着てこういう高知ならではの遊びっていうのはすごく外国の方には受けがいいというのか、ものすごく喜んでもらえると思います」
「カンパーイ」
和の文化が好きな人が国籍や年代を問わず交流し、その奥深さを知るきっかけとなる場所、それが石原さんが目指す「和の文化発信基地」です。
店主 石原文子さん：
「高知の街に着物の方がたくさんあふれて、着物でそぞろ歩きしたりとか高知城をバックに写真を撮っていただいたりとか、高知を元気にしていけたらいいなと思っております」
古き良き日本文化を時代に合った方法で発信し、コロナ禍からの巻き返しを図ります。
街にあふれる外国人観光客。高知市の観光名所「はりまや橋」はまるで映画のロケ地です。
男性3人組
Qどこの国から？
「インドから」
Qみんな？
「いえ、私はインドネシアから」
「私はフィリピン」
「今から高知城に行くんだ」
今年度（2024年度）高知県には47隻のクルーズ船が寄港予定で、インバウンド効果が期待される中、外国人観光客の心をくすぐる新店が4月にオープンしました。
高知市中心部から徒歩5分
川辺世里奈アナウンサー：
「おしゃれな店構えです。ドアや柱に木が使われていて落ち着いた雰囲気です」
店主 石原文子さん：
「こちらは和の文化発信基地『aiiro』という名前になっています」
川辺世里奈アナウンサー：
「和の文化発信基地？何ができるんでしょうか」
店主 石原文子さん：
「2階に和室がございまして着物の着付けができるようになっております」
「aiiro」では男性は3種類、女性は15種類の中から好きな着物を選びレンタルできます。
スタッフ：
「デニムの着物をご準備しています。」
川辺世里奈アナウンサー：
「デニムの着物があるんですか？」
スタッフ：
「そうなんです。お似合いになると思いますさっそくお願いします」
15分後ー
川辺世里奈アナウンサー：
「着付けが終わりました。初めてデニムの着物を着たのですがとっても軽いです。そして生地が柔らかいので動きやすいです。では、着物を着て高知の街を散策してきます」
川辺世里奈アナウンサー：
「高知市の観光名所”はりまや橋”です。着物を着て渡ると普段よりもワクワクします。着物と橋。和の雰囲気の中で写真を撮りたくなります」
着物を着て茶の湯体験もできます。
店主 石原文子さん：
「シャカシャカって混ぜて細かい泡がたつように混ぜてください。もうちょっと早く動かして頑張れ、頑張れ」
ところでなぜ着物レンタル店で茶道？
店主 石原文子さん：
「普通の呉服店だったのですが、着物を着て遊んでいただける和文化を体験していただける場所をつくりたいなと思っておりました。もうすごい、挑戦です」
「aiiro」は高知市にある創業53年の呉服店「特選呉服いしはら」が手掛けた店舗です。
新しい事業を始めた訳はー
店主 石原文子さん：
「コロナで本当にどこにもおでかけが皆さんする場所がなくなりまして。結婚式もないパーティーもないお茶会もない。売り上げが本当に半減、半分まで落ち込みまして」
感染者が減り現在、売り上げはコロナ禍前の8割まで回復しましたが、気軽に着物を着てほしいとレンタルを始めました。
石原さん：「いらっしゃいませ、ウエルカム」
外国人夫婦：「オハヨウ」
アメリカから訪れたベネット夫妻が来店しました。
スタッフ：「プリティ」
妻：「ありがとうございます。ファッショナブルでとても快適です」
妻：「どう？」
夫：「すてき！素晴らしい！もっとほほ笑んで」
（写真撮影）
「ビューティー！クール！」
夫：「これで私たち高知にいてもいい？」
妻：「私もそうしたい」
さっそく街へ…
夫：「見て、見て！」
妻：「（鳴子ならし）ヨサコイ！」
夫：「着物はユニークで他の文化とは違います。日本・高知に来るのは非日常を体験したいから。和文化体験はまさにそんな経験です。素晴らしい時間を過ごしています」
オープンから1週間「aiiro」は高知市の老舗料亭「濱長」とタッグを組み、着物で楽しめるプランを考案中です。
濱長・女将：
「お着物とか浴衣とかでここ（テラス）でビールとか飲んでもらってもすごいいいと思う。（客が）定着していったら海外の人へのツアーができたらいいですね」
石原さん：「作りたいですそういうプランを」
この日は体験メニューを考えるため、外国人観光客と話す機会が多い通訳や添乗員を招き、お座敷遊びを体験してもらいました。
お座敷遊び
「♪べろべろの〜神様は〜」
こまの先が向いた人は日本酒を飲み切るまで杯を置くことができません。
女将：「5・4・321！」
客：「ごちそうさまでした」
女将：「ごちそうさまが早すぎる！」
通訳の男性：
「英訳をしようかなと思ってたんですけど、逆にこのままで雰囲気は伝わると思うので外国人にも」
添乗員の女性：
「お着物を着てこういう高知ならではの遊びっていうのはすごく外国の方には受けがいいというのか、ものすごく喜んでもらえると思います」
「カンパーイ」
和の文化が好きな人が国籍や年代を問わず交流し、その奥深さを知るきっかけとなる場所、それが石原さんが目指す「和の文化発信基地」です。
店主 石原文子さん：
「高知の街に着物の方がたくさんあふれて、着物でそぞろ歩きしたりとか高知城をバックに写真を撮っていただいたりとか、高知を元気にしていけたらいいなと思っております」
古き良き日本文化を時代に合った方法で発信し、コロナ禍からの巻き返しを図ります。
