事件捜査や行方不明者の捜索などで活躍する警察犬。高知県警で嘱託交付式が行われ警察犬として四国一に輝いたシェパードなどが参加しました。

嘱託警察犬は一般家庭などで飼育され警察からの要請があった際に出動します。16日、県警で犬の飼い主ら8人に高清水善弘本部長から嘱託書が交付されました。

今回嘱託を受けたのは県警の審査会で優秀な成績を残した7頭。5月23日から2年間、事件の捜査や行方不明者の捜索を行います。

中には親子で嘱託を受けた犬も。1歳のオス「ルーク」と、母親で17日に5歳になる「アビー」です。

ルークの指導者(佐川町)
「母親と(母親アビーの)指導者の背中を追いかけながら、お母さん犬にも負けないように社会に貢献できるような犬になれたら」

今回4回目の嘱託を受けたメスのシェパード「南風(まぜ)」は実は“四国一の警察犬”。4月、警察犬の能力を競う四国大会で参加した12頭の中で優れた嗅覚を発揮し県勢としては25年ぶりの優勝を勝ち取りました。

そんな「南風」は週に1度、指導にあたる福留 建二郎さんとにおいの識別訓練に励んでいます。

指導者・福留 建二郎さん
「この子、どっちかというとやんちゃで犬仲間から『福留は手を焼く』って言われるような子やったんです。2年前、6歳になってから急に落ち着いて作業するようになってくれました」

16日は強風でにおいが分かりづらい環境でしたが、持ち前の集中力で見事、正解しました。

指導者・福留 建二郎さん
「行方不明者発見のために貢献できるように日頃から頑張ってやっていきたい」

高知県警をサポートする7頭の活躍に期待です。