去年から新たによさこい祭りの演舞場に加わった高知大学。
糸ノコギリで板を丸い形に切り抜き…できあがったのは、木製メダルです。

高知大学では、今年も本番の2日間で計40チームが演舞を披露する予定です。

去年に続き、大学付属の特別支援学校の生徒が、踊り子に贈るメダル作りに取り組んでいます。

絵柄は、大学でデザインを学ぶ学生から上がった26案からウェブ投票で決まりました。
表には、創立75周年を記念して大学のロゴと鳴子が。
裏には花火や踊り子などが描かれています。

この日は6人の生徒が、厚さ8ミリの杉の板に紙やすりをかけたり、首にかけるリボンを切ったりと、真剣な眼差しで作業を進めていました。

「楽しいです」と話すのは特別支援学校高等部3年の今城由稀さん。
1年の春田侑輝さんは「よさこいの踊り子さんがうれしい気持ちになるため、一生懸命作ってます」と語り、2年の久保田翔大さんは「みんなが元気よく頑張るメダルです」と話します。

特別支援学校の中尾隆文教諭は「よさこい祭りは高知のお祭りですので、そこに自分たちが作ったものが出ていって、誰かのためになるとか、喜んでもらえるものを作るってことを、しっかり感じてもらいたいと思います」と語ります。

高知大学演舞場のメダルは7月上旬までに400個作られる予定です。