今やメンズのコンテストシーンにおいて、CTサーファー数がオーストラリアを超える存在となっている新サーフィン大国のブラジル。

世界を舞台にしたコンテストで活躍することで国内でのサーフィン人気も高まるブラジルにおいて、ついに国内初となるウェイブプールが7月1日に一般オープンとなります。

使用する造波装置はウェイブガーデン社製の「ザ・コーヴ」で、同造波装置搭載ウェイブプールはアメリカ大陸において初とのこと。

ここからは同ウェイブプールの情報、使用する造波装置の性能、建設地に関する考察などをお届けしていきます。

ブラジル初のウェイブプール

Photo: Wavegarden

開発業者「KSM Realty」との提携により、ブラジルに誕生する事になったザ・コーヴ搭載ウェイブプール。

同ウェイブプールはザ・コーヴ搭載としては世界で6つ目となります。

これまでに世界で一般オープンしたウェイブプールは、「ウェイブ」や「サーフ」などの言葉を入れたキャッチーな施設名ですが、特に施設名に関する表記はプレスリリースには見られません。

あくまでも、「Praia da Grama」にオープンするウェイブプールという説明に留まっています。

ウェイブプールの立地は、ブラジルの金融都市であるサンパウロから60マイル離れた郊外となり、以下の場所です。

造波装置「ザ・コーヴ」とは

Photo: Wavegarden

今では商業向けにライセンス販売している造波装置は世界に5つほどありますが、リーディングカンパニーであるのがザ・コーヴを製造したスペインのウェイブガーデン社。

ウェイブガーデン社がザ・コーヴを初公開したのは2017年4月のこと。

1時間に1,000本以上の人工波を発生可能であるとか、バレルも発生できるなど当時としては非常にセンセーショナルな情報ばかりでした。

波の種類に関しては、セッティングのプログラミング次第といったところで、各ウェイブプールによって少しずつ異なり、エアセクションの着地でフォームボールが待ち構える韓国のウェイブパークなど特色があります。

下記に貼り付けた動画のテストライダーはジェイコブ・シークリーで、ジェイコブはエアーの飛距離が凄すぎてクッションとなるフォームボールを飛び越えちゃってますが…。

ウェイブプールのサイズに関しては各プールによって異なり、基本的に規模を左右するのは使用されるモジュール数。

ライディング距離が長いなどザ・コーブ搭載ウェイブプールで世界最大規模となっているのは韓国のウェイブパークの56で、ブラジルは世界2番目となる52だそうです。

サンパウロ郊外で2つ目のウェイブプール

Photo: Wavegarden

今回のブラジルウェイブプールは、実は同じくサンパウロ近郊ではAWM社の造波装置搭載ウェイブプールの建設予定も発表されているので2つ目。

両施設を車で移動する場合、グーグルマップによる時間の試算はわずか1時間ほどなので近距離と言えます。

これは偶然、建設予定が似通ってしまったのかと言うと、これまでの流れを汲み取ると偶然とは言えないでしょう。

最初に同じエリアに2つのウェイブプールが誕生したのは米国テキサス州で、ウェイブガーデン社の旧モデル造波装置を使ったウェイブプール「Nランド」がオープンしたのは2016年10月。

2018年には同じテキサス州にBSRサーフリゾートがオープンし、完全にお株を奪われたNランドは閉鎖し、跡地をケリーブランドのサーフランチに売却しています。

オープンはまだなものの、カリフォルニア州ロサンゼルスから少し内陸に入った砂漠エリアには、サーフロック社の造波装置、サーフランチ、ウェイブガーデン社の造波装置と3つのウェイブプール建設が近場で行われます。

では、なぜウェイブプールは群がってしまうのか!?その理由は、最大のハードルが行政と地域住民からの建設認可を得ることで、同じエリアに集まる点としては審査が厳しくないエリアなのだと思います。

ただ、テキサス州の時のように間違いなく顧客の奪い合いになると思うので、互いの造波装置に自信があって勝てると踏んでの参入なのでしょう。

まとめ

今回のブラジルウェイブプールはすでにオープン間近となっていて、すでに多くのブラジリアンプロサーファーによりテストライドも行われています。

実際にどのような人工波がブレイクするのかは下記動画からチェックして見て下さい。

(World Surf Movies)