静岡県にある藤枝明誠高校で女子生徒の根拠のないうわさを流すなど、いじめがあったことがわかりました。第三者委員会は、学校側の対応の遅れを指摘しています。

藤枝明誠高校の第三者委員会の報告書によりますと、女子生徒が2019年5月から根拠のない性的なうわさを流されたり、SNSで性的なメッセージを受けたりしていました。

女子生徒は2020年1月から学校を休みがちになり、保護者は学校に相談していましたがその間もいじめが続き、女子生徒は10月、自殺を考え家出中に警察に保護されました。

女子生徒側の要望を受け、学校が知事への報告や第三者委員会を立ち上げたのは2021年6月で、報告書では学校の対応の遅れを指摘しています。

学校側は「教員一同深く反省し、二度と同様の事態が発生しないよう努めていく」とコメントしています。