浜松市で小学4年生の女の子がごみ収集車にひかれ死亡した事故を受け、浜松市は16日ごみ収集業者を集め事故防止に向けた対策を呼びかけました。

5月13日、浜松市浜名区新原で自転車に乗った小学4年生の女の子がごみ収集車にひかれ死亡しました。

こうした中、市は再発を防止するためごみの収集や運搬に関わる業者 約50社を対象に講習会を開き、まず今回の事故の概要を説明しました。

その上で定期的な健康診断を実施するなどドライバーの健康管理を徹底するよう改めて求めたほか、市が委託する事業は子どもの通学路を避けた運行ルートへの変更を検討する考えを明らかにしています。

浜松市環境部・久米秀幸 参与:
今回の事故は本当に悲しい事故ですが、清掃事業活動も途絶えることなく続けていかないといけないもの。どういった対策を講じられるのか、運行ルートの見直しも含めて土木部・学校教育部と一緒に検討していきたい

また、警察と連携し事故が起きた原因を把握した上で、再び業者に対する講習を開く考えです。


今回の事故は自転車に乗っていた女の子が横断歩道を渡っていたところ、北へ向かって走っていたごみ収集車がひいたとみられています。

運転手は「ぶつかってから気づいた」と話しており、これまでの捜査で警察はブレーキを踏まずに事故を起こしたとみて調べています。