トラックドライバーの人手不足などが懸念される「2024年問題」に対応するためライバル同士がタッグを組みます。ファミリーマートとローソンは11日から、宮城を含む東北の一部地域で商品の共同輸送を始めました。

多賀城市にあるファミリーマートの物流拠点。

TBC

冷凍食品や氷などの入った段ボールが10トントラックに次々と積み込まれます。すべて積み終えてもトラックにはまだ十分なスペースがあります。その訳は?

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小笠原悠記者:
「ファミリーマートの商品が積み込まれたこのトラック。この後、ローソンの物流拠点へ向かいます」

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ファミリーマートの商品を積んだトラックは多賀城市を出て、ローソンの物流拠点がある岩手県盛岡市へ。そこでローソンの商品を積み、ファミリーマートの商品と一緒に秋田市にあるそれぞれの物流拠点に商品を届けます。

ライバル同士がタッグを組んだ背景には、ドライバーの残業規制強化による人手不足など「2024年問題」への懸念があります。

ファミリーマート広報部 吉澤智さん:
「商品を安定して供給するために物流の維持は重要だと捉えている。ドライバー不足への対応、コスト削減、CO2排出量の削減に取組んでいきたい」

ファミリーマート広報部 吉澤智さん

ファミリーマートとローソンは、4月から6月と、9月から11月に週3日、冷凍商品の共同輸送を予定しています。