宮城県石巻市のサン・ファン館には17日午前、船の本体が運び込まれ作業員が展示スペースに設置していきました。「サン・ファン号」は、およそ400年前、伊達政宗の命を受け海を渡った慶長遣欧使節団の船です。1993年に原寸大で復元され、当初はイベントのため海を航行することもありました。

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保存を望む声もありましたが、老朽化に伴い022年に解体されました。新しい船は、全長14・2メートルで、以前に比べると4分の1サイズとなります。

サン・ファン館 髙橋正法企画広報課長:
「リニューアルオープンに向けて節目になった。感慨深く思う。(船は)FRP製だが木造船としての質感、色は大分精巧に再現されているので大変見ごたえのある船になっている」

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新しいサン・ファン号は5月下旬に完成する見込みで、今年秋ごろの一般公開が予定されています。