宮城県栗原市の小学校で児童がいじめを受け不登校になったとされる問題で、市教育委員会は、腹部を殴られ、「死ね」と言われたことなど、8件がいじめとして認められたことを明らかにしました。

栗原市教育委員会 千葉睦子教育長:
「例えばドッチボールや昼休みに遊んでいる中で、言葉のやり取りから不適切な言葉(があった)」

栗原市教育委員会 千葉睦子教育長

この問題は、2022年、栗原市内の小学校で当時4年生の男子児童が同級生からいじめを受けて不登校になったとして、「重大事態」として認定されたものです。この問題で第三者委員会が4月、答申した調査報告書について千葉睦子教育長は、16日、いじめとして8件が認められたことを明らかにしました。ドッジボールで意図的に狙われてボールをぶつけられたほか、昼休みに腹部を殴られ、「死ね、この世から消えろ」と言われたということです。

栗原市教育委員会 千葉睦子教育長:
「(被害児童については)これから先、しっかりと学校と情報を共有しながら見守っていきたい」

市教育委員会では、第三者委員会の提言をもとに再発防止策に取り組むことにしています。