日本の棚田百選に選ばれている宮城県丸森町の棚田で17日、地元の高校生らが田植えを体験しました。

丸森町大張の「沢尻の棚田」で田植えをしたのは、伊具高校で農業を学ぶ7人の生徒と宮城米をPRする「みやぎライシーレディー」です。17日は農家の大槻光一さんが管理する棚田に15センチほどに育ったひとめぼれの苗を植えていきました。

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沢尻の棚田は、阿武隈川沿いの道から山を登っていくように広がっていて、日本の棚田百選に選ばれています。さらに、2022年、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選定されました。

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伊具高校では、景観を守り続ける大切さを学んでもらおうと、授業の一環で棚田での米づくりを体験しています。

生徒:
「ハンドルを真っすぐにしたり曲がる時に操作したりするのが難しかった」
「この景色がなくならないように守ってほしい」

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棚田を管理する大槻光一さん:
「(棚田を)大事にしているということを分かっただけでもいいかなと」

棚田を管理する大槻光一さん

田植えが終わると、美しい棚田の風景が一面に広がっていました。生徒たちは、今後、田んぼの草取りなども行い、9月下旬には稲刈りをすることになっています。