宮城県石巻市の山の頂上にある牧場で、17日から牛の放牧が始まりました。地元農家から運び込まれた繁殖牛が広々とした牧草地に放されました。

石巻市の河北上品山牧場には、地元の畜産農家9軒が育てている黒毛和種のメス29頭がトラックで運び込まれました。この牧場では、毎年この時期からおよそ5か月間、畜産農家の繁殖牛を預かっています。

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去年は上品山の頂上に広がる牧場に水を運ぶ給水管が老朽化で漏水しているのが見つかり放牧は中止されました。ようやくこの春、修繕が終わり2年ぶりの放牧となりました。

畜産農家:
「一番大切なのは餌よりも何よりも水ですね。(放牧は)健康上、それから精神面でも大変いいと思う」

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牛は自然の環境の中に放牧してのびのびと運動することによりその後の安定出産が期待できるということです。放牧期間は、10月25日までとなっています。