買い物ついでに話題の作品を楽しむことができます。世界的に注目を集める謎のアーティスト、バンクシーの作品を集めた版画展が宮城県利府町で始まりました。

玉置佑規キャスター:
「姿は神出鬼没。作品を通したメッセージで世界中を魅了するバンクシーの版画を間近で楽しむことができます」

TBC

利府町で開幕した版画展では、バンクシーの活動初期からの版画作品およそ70点が展示・販売されています。バンクシーは世界各地でゲリラ的に絵を描く覆面アーティストで、手掛ける作品の数々には反戦や平和などへの強いメッセージが込められています。

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新作の版画もあります。こちらはコロナ禍に発表された作品。命を救うために働く医療従事者こそがヒーローであると表現されています。

原画は、バンクシー作品としては最高額のおよそ25億円で落札され、全額が医療機関に寄付されたことでも知られています。

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こちらはイギリス議会の様子。しかし、席に着いているのは政治家ではなくチンパンジーです。「退化した議会」で政治が行われているというメッセージが込められていて、イギリスのみならず、世界中の国会に訴えかけています。

TBC

訪れた人:
「訴えるものがある。やっぱり」
「テレビなどでしか体験したことがなかったのでいい機会になった」
サロン・ド・ヴェール 行方憲一社長:
「バンクシーは戦争反対、暴力反対、世界の平和を願って、アートを通じてメッセージを送っているアーティスト。みなさんの目でバンクシーのメッセージを受け取り、心で解き明かしていただきたい」

サロン・ド・ヴェール 行方憲一社長

「バンクシー版画展」は、イオンモール新利府南館で5月22日まで開かれ入場は無料です。

展示されている作品は、バンクシーの原画からシルクスクリーンという技法で刷られたものです。版画であることが認められた刻印とシリアルナンバーがあります。